ラピュタ・アカデミック

従来にない形で、ラピュタの物語と登場人物の心底を考察する

2019-12-01から1ヶ月間の記事一覧

第7章 パズーとシータの将来を考察(後編)

前編で2002年にラピュタがブルーレイとして発売されて、新たな事が起こったと書いたが、それは有名なエンディング曲、「君をのせて」のアンサーソングとして、「君をつれて」が発売された事である。歌われたのは元米米CLUBの石井竜也さんで、実は大のラピュ…

第7章 パズーとシータの将来を考察(前編)

いよいよ未知の領域に入る。実は考察記事としては未だに多く見られる内容だが、結論を出した記事は未だ無い。ただ、これはもう私が思っている事を書くしかないというのだけは前もって御理解頂きたい。こう言っておかないと、大きなものと闘わざるを得なくな…

第6章 シータに関する考察。(後編)

シータ考察だが、前章で私はシータが多面性があると述べたが、それでも純粋で心優しい少女であるというのがベースにある事はご納得して頂けるだろう。自分を助けて焼け焦げたロボットに心を痛め涙し、写真にある様に庭園のロボットを思い涙する少女である。 …

第6章 シータに関する考察。(中編)

前回にひき続きシータを考察する。 シータ考察で欠かせないと思うのは、タイガーモスでのパズーとの見張りのシーンである。このシーンは当記事でも3回は取り扱う。シータがパズーに話す内容ははっきり言えばトップシークレットであり、それこそ、生涯を共に…

第6章 シータに関する考察。(前編)

もう1人の主人公シータについてだが、実は書きたい事が山程ある。近年、ラピュタに関する情報量が多くなり、考察も昔より大部進んだ感じだが、ことシータに関しては、かなり曖昧な情報が多く、混乱を招いている印象があるからだ。また、シータに関しては、勘…

第5章 パズーに関する考察。(後編)

前回にひき続き、パズーの考察である。 余談だが、改めてパズーという人間を見てみると、中身がイケメンであるのは議論の余地がない所だが、顔もかなりイケメンだと私は感じる。一般的にはパズーはフツメンと言われているが、私は特に タイトル下の写真のパ…

第5章 パズーに関する考察。(前編)

いよいよ主人公の1人、パズーに関しての考察である。パズーは行動力もコミュニティ力も高く、かなりのハイスペックなキャラクターと言われているし、私もそう思っているが、監督の設定によれば、その熱い心以外は何一つ突出した所がない普通の少年という事ら…

第4章 パズーとシータの「関係性」を考察

いよいよ、パズーとシータについて考察するが、その前に、映画天空の城ラピュタが出来る経緯について触れておきたい。 ラピュタは、本来あるべきアニメの姿を取り戻そうという目的で創られたという。相手への献身とか、友情とか信頼とか、今クサイと言われつ…

第3章 ドーラに関する考察

続いては、ラピュタのキーマン、ドーラおばさんについて考察する。私が挙げた4名の中で、ドーラが1番難しいキャラクターだと感じる。最初のドーラと終盤のドーラは余りにも別人だからである。実は、ドーラの考察の際に、私は以前致命的なミスをしている。ド…

第2章 ムスカに関する考察

いよいよ本章より、ラピュタの主となる登場人物について考察していく。メインの登場人物と言えば、主人公のパズー、ヒロインのシータ、(敢えて形式上の書き方をしているが、これは第4章では別の持論を展開する。)重要人物のドーラ、悪役のムスカは外せない所…

第1章 本当にラピュタは「失敗作」なのか?

今では「天空の城ラピュタ」は、ジブリ作品の中でも上位争いをする人気っぷりなのだが、実はジブリ作品の映画興行収入としては、ワースト1位という不名誉な記録が残っている。当時は宮崎監督がまだメジャーとは言えず、また時代的にアニメは評価が低い時だっ…

      〜序章〜

私が映画、「天空の城ラピュタ」を初めて観たのは16歳の時だった。当時は、宮崎駿監督が売れっ子アニメ監督になろうとしている時期だった。 私は既に、「風の谷のナウシカ」も観ていたが、ラピュタに受けた感動は、ナウシカ以上のものだった。何故か私は、そ…